老猫がエサを食べないときの原因と対処法

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飼っているネコがエサを突然食べなくなった…。飼い主としては非常に心配になるものです。特に高齢の猫の場合、食欲不振が健康状態に関連していることが多いため、その理由と対策を知っておくことが重要です。この記事では、老猫が急にエサを食べなくなったらときの原因とその対策についてまとめました。自然とあなたのかわいい猫ちゃんがごはんを食べられるようになる手助けになれるとうれしいです!



老猫の健康状態の悪化

老猫が食事を摂らなくなる最も多い理由が健康状態の悪化。人も猫も、年をとるとどうしても健康状態が悪くなります。具体的には、歯痛や口内炎があり食事しにくい状態になっている、あるいは消化器系の問題が食欲を低下させている場合が考えられます。老化に伴う慢性的な病気、例えば腎臓病や糖尿病などが原因で食欲が落ちることもあります。このような場合、速やかに獣医に相談し、診察を受けることが重要です。

食事の内容が合っていない?

老猫の食事は、若い猫のそれとは異なります。老化に伴って消化器系の働きが落ちるため、より消化しやすい食事が必要となります。また、腎臓の働きが落ちることも考えられるため、腎臓に負担をかけない食事を選ぶことが重要です。質の高いシニア用のキャットフードを試す、または獣医のアドバイスに基づいて食事を変えてみると良いでしょう。

環境の変化が原因かも

猫は環境の変化に敏感です。特に老猫はルーティーンを崩すとストレスを感じることがあります。新しい家具の追加、家族構成の変更、移動などが食欲に影響を与えることもあります。愛猫のストレスを減らすために、可能な限り安定した環境を提供し、大きな変化を避けることがおすすめです。

老猫がエサを食べなくなったときの対策

病気や老衰が原因でない場合、他の理由でネコが一時的にエサを食べないということも十分に考えられます。具体的に試せる方法をご紹介します。

ごはんをあたためてあげる

猫はエサを食べる・食べないをにおいで判断しています。老猫は嗅覚も衰えがち。食事をあたためてあげることでにおいが立ちやすくなり、エサを食べてくれるようになるかもしれません。猫用の食事を温めるときはなるべく湯煎をおすすめします。理由は、電子レンジだと温めムラが出てしまうからです。

・ドライフードをお湯でふやかしてあげる
・あたためたウェットフードをエサに混ぜる

などの方法を試してみてください。

エサをふやかして与える

日頃のエサをふやかしてみるのもおすすめです。年をとった猫は顎の力が弱くなり固いものを食べにくくなります。それがストレスとなり餌を食べないこともありますので、特にドライフードを食べ慣れている猫ちゃんには、そのフードをふやかして食べさせるということを試してみてください。

ドライフードに40度ほどのぬるま湯を注ぎそのまま10分ほど放置すると指で簡単に潰れるほどやわらかくなります。流動食っぽくなったエサを食べさせてみてください。

※このときエサの栄養素が水分として流れてしまうことがあるので残った水分もできるだけ食べさせるようにしましょう

トッピングで食欲アップ!

普段のエサに猫の好きな食材をトッピングしてあげるのもおすすめ。カロリー摂取量などが気になるかもしれませんが、エサを食べないよりは確実に食べたほうが健康のためになります。例えば、猫がこのむささみ、鰹節、鶏肉の茹で汁などを入れてあげるのもいいでしょう。

魚粉を入れるのも効果的です。

栄養価も高く乾燥しているため日持ちもいいのが特徴。ふりかけタイプで使いやすい下記の商品が人気があるようです。

容器を変えて気分を変える

これも意外と効果的な方法です。実際にこれで「老猫がエサを食べるようになった!」といった体験談も見かけます。それが「容器を変える」というもの。デザインだけではなく、形状、色、素材などにもこだわってみてください。こればかりはネコにも好みがありますので、あなたのネコが好きそうなものを選んであげるようにしましょう。

知っておきたいネコの「強制給餌」

ネコの強制給餌という言葉を聞いたことがありますか?なかなか怖い言葉に感じますが、これにより餌を食べるきっかけになったという声も多く見かけます。できれば自然な方法でごはんを食べるようになることに越したことはありませんが、選択肢として強制給餌についても知っておいて損はありません。

老猫の強制給餌とは

強制給餌は、トロトロにふやかしたエサを専用の注射器に入れネコの口に入れてエサを食べされるものです。慣れないうちは飼い主さんも猫ちゃんももちろん戸惑うことでしょう。でも、老猫になって餌を食べなくなるとさらに健康状態が悪くなっていきます。

強制給餌をする際にはよくかかりつけの動物病院の先生に相談してみることをおすすめします。きっとあなたのかわいい猫に最適な方法を教えてくれるはずですよ。

画像引用:https://petlly.jp/column/pet-care/force-feeding

強制給餌と一緒にやりたい食事記録

訳あって強制給餌をするようになった場合、できるだけ食事のメモを摂るようにしましょう。これにより、いつ、どれくらいエサを食べるようになったのか、どんなタイプのエサが好きかなどの傾向が見えてきます。さらに、こういった記録があることで獣医師さんも適切なアドバイスができ、結果的にそれが老猫のためになります。ネコの食事記録については下記のフォーマットなどを上手に利用してみるのもいいでしょう。アプリで管理している人もいるようです。「ペットノート」が人気が高いようです。アプリストアでチェックしてみてください。

■ペットの健康管理表(Microsoft)
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=11620

まとめ

老猫がご飯を食べなくなると不安になりますよね。少しでもこの記事の情報が、あなたのかわいい猫ちゃんのためになることを祈っています。老猫に限らず猫のことについて知りたい、気になる!といった情報がありましたら是非お気軽にお問い合わせください。ホームページの問い合わせフォーム他、各種SNSからも随時連絡を受け付けています。最後までご覧いただいてありがとうございました。

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