もう試した?老猫の夜鳴きを効果的に止める4つの方法

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老猫の夜鳴きに悩む飼い主の皆さん、

原因がわからないと対処のしようもありませんし大変ですよね…。

当のネコちゃんも苦しいでしょうし、飼い主さんも寝れずに大変。

特に老猫になると夜鳴きの割合が増えてきます。

今回は、老猫の夜鳴きでお困りの方のために

その原因と効果的な対策法について解説します。



老猫の夜鳴きをする4つの原因

老猫が夜に鳴く理由は以下の4つです。

  1. ストレスや不安
  2. 病気など健康上の問題
  3. 生活環境の変化
  4. 視力や聴力の低下による不安

ストレスや不安

老猫はストレスに敏感で、不安を感じやすくなります。

飼い主の留守時間が長くなる、家族構成が変わるなど

環境の変化に過敏に反応して鳴くことがあります。

健康上の問題

夜鳴きは病気のサインかもしれません。

関節痛、認知症、高血圧など

高齢猫特有の健康問題が原因で鳴いていることがあります。

生活環境の変化

引越しや家具の配置変更など、生活環境が変わると、

老猫は不安を感じることがあります。

その結果、夜鳴きが起こることも。

視力や聴力の低下による不安

加齢によって視力や聴力が低下すると、

猫は不安を感じやすくなります。

その不安から、夜鳴きが発生することがあります。

老猫の夜鳴きに対処する方法

困ってしまうネコの夜鳴き。

以下の方法で、老猫の夜鳴きを改善できることがあります。

安定した環境を整える

猫がストレスを感じない安定した環境を整えましょう。

例えば、飼い主が留守中でも猫が安心できる場所を作ることが効果的です。

リラックスできる猫用ベッドや、好きな場所に毛布を敷くことで

猫に安心感を与えます。

獣医師と相談する

夜鳴きが病気のサインである可能性がありますので、

獣医師と相談しましょう。

早期発見・早期治療が老猫の夜鳴きを止めるポイントになります。

病気が原因であれば、適切な治療を行うことで夜鳴きが改善されることがあります。

老猫の夜鳴きと関連がある病状

老猫の夜鳴きと関連がある病状についてまとめます。

甲状腺機能亢進症

甲状腺はネコのノドのあたりにある組織です。

役割は甲状腺ホルモンを分泌して代謝を司ることですが、

甲状腺機能亢進症になると、

甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されてしまい代謝異常が起こります。

その結果、行動が異常に活発化したり、食欲が亢進したり、

発情期のような夜鳴きをしたりすることもしばしば。

行動に攻撃性がでてきたり、

嘔吐や下痢などの症状がでたりすることもあります。

食欲は増しているのに痩せていくという

不可思議な状態になるのもこの病気の特徴です。

治療は、ホルモン分泌を調整する薬の内服、

症状によっては手術が必要になることもあります。

認知症

ネコも人間と同じで、認知症を発症します。

意味もなく鳴き続ける夜鳴きのほか、

同じ場所をぐるぐると徘徊する、

粗相をしてしまう、

声をかけても気づかずに反応しない

などの症状が見られたら、認知症の可能性があります。

認知症は、今のところ治療法がありません。

精神安定系の薬やサプリメントで症状が緩和されるという報告もあります。

参考:https://vetzpetz.jp/blogs/column/old-cat-howling-at-night#id3

適切な運動と栄養の提供

高齢猫でも適度な運動は大切です。

日中に遊んで疲れさせることで、

夜間の活動量が減り、夜鳴きが減ることがあります。

また、栄養バランスの取れた高齢猫用の食事を提供し、健康状態を維持しましょう。

高齢猫用の鳴き止めグッズの活用

市販されている鳴き止めグッズも効果的です。

猫用の癒しの音楽や、鳴き止めスプレーを使用してみましょう。

ただし、これらのグッズは猫によって効果が異なるため、

ネコちゃんに合う商品を見つける必要があります。

夜鳴きが止まらない場合の対処法

万が一、上記の方法でも夜鳴きが止まらない場合は、

以下の対処法を試してみてください。

猫専用の音楽を流す

猫専用のリラックス効果がある音楽を流すことで、

老猫の不安感を和らげることができます。

夜間に静かな音量で流すことで、

猫のストレス軽減につながることがあります。

以下にネコが落ち着く音楽を3つ掲載します。

夜眠るときはもちろんですが、ネコが留守番しているときもおすすめです

猫用フェリウェイを使用する

フェリウェイは猫のストレスを軽減するために開発された

フェロモン製品です。

老猫の夜鳴きにも効果があることが報告されていますので、

試してみる価値は十分にあるでしょう。

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夜間の安全感を高める工夫

夜間に照明を薄暗くしたり、

猫が寝る場所を居心地の良い環境に整えることで、

夜鳴きの原因となる不安感を軽減できます。

また、夜間に猫と一緒に寝ることで安心感を与えることもできます。

まとめ

老猫の夜鳴きは、さまざまな原因が関係しています。

ストレスや不安、健康上の問題、生活環境の変化などを理解し、

適切な対処法を取ることが重要です。

猫の安定した環境を整え、適切な運動と栄養の提供、

高齢猫用の鳴き止めグッズを活用しましょう。

夜鳴きが止まらない場合は、

猫専用の音楽を流す、猫用フェリウェイを使用する、夜間の安全感を高める

などの工夫を試してみてください。

最後に、夜鳴き対策は継続が鍵となります。

一度改善されたからといって油断せず、

猫の健康状態やストレスを常にチェックし、

状況に応じて対策を見直すことが大切です。

飼い主として、愛猫の健康と安心を守り、

共に穏やかな夜を過ごしましょう。

老猫の夜鳴き対策には根気が必要ですが、

愛猫のために努力し続けることが最善の方法です。

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