猫が白い泡を吐いた!大丈夫?それともすぐ通院?

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急にネコちゃんが白い泡を吐いた!ビックリしますよね。「すぐに動物病院に連れて行かないと!」と焦る方もいらっしゃると思います。確かに、いちばん確実な方法ですが、ケースによっては通院の必要がないことも。今回の記事では猫が白い泡を吐くときに考えられる原因について詳しくまとめていきたいと思います。



猫が白い泡を吐いたときに考えられること

泡を吐くなんてなかなか見ませんし焦る飼い主さんも多いはず。もちろん絶対にというわけではありませんが、白い泡を吐く理由が「ただの空腹」である可能性もあります。以下に詳しくまとめます。

透明な液体に白い泡が混入しているとき

この場合、空腹から猫が胃液を吐いている可能性があります。見るポイントとしては、液自体は透明で、そこに白い泡が混ざっているかどうか。この場合、原因が空腹によることが多く、食事やおやつを取ることで解説されるケースが多いです。とはいえ、普段とは違う異常行動にあることには違いありませんので、不安な方は動物病院に行く、獣医師の先生に相談して見る、なども具体的な方法です。

毛玉に泡が混ざっているとき

ネコはグルーミング(毛づくろい)という特殊な行動を取ります。この時、毛が胃に入り、それを吐き出すということがよく起きます。全身をビクビクさせながら毛玉を吐く様子は、ネコ飼い主歴の長い人であれば割とよく見る風景ですよね。毛玉に混じって白い泡が見られる時は、そこまで重症度は高くないと考えていいでしょう。

気になる方は動物病院に相談してみてくださいね!

こんなときはすぐに病院!

嘔吐物が赤茶色がかっている

ネコの体内にある胃や十二指腸などの、口から遠い部位のどこかしらで出血が起きている可能性があります。潰瘍や腫瘍が原因であることが考えられる、場合によって嘔吐が長期化することもあり、できるだけ早めの検査が必要となります。内出血があると、赤茶色の便が出ることもあるので、あわせて確認してみるとより良いでしょう。

ピンク色の嘔吐物を吐いた場合

薄いピンク色の液体を吐いた場合は、歯周病や腫瘍など、口の中からの出血が混ざっている可能性があります。吐くまでと出血の箇所が近いため鮮血的な色になりやすいのが特徴です。この場合緊急度は比較的低いと思っていいでしょう。

しかし一方で、心臓病による血液循環の悪化により、肺水腫になっている可能性もあります。この場合もピンク色の嘔吐物がみられたり、白い泡混じりの液体が口や鼻から出てくることもあります。この場合はすぐに動物病院に行くようにしましょう!肺水腫は命に関わる危険な状態です。すぐに適切に対処する必要があります。

何度もくり返し吐く、毎日吐か場合

平常時に比べて吐く回数が異様に多い場合は、腸閉塞や慢性腎臓病の可能性があります。腸閉塞は誤飲した毛玉やおもちゃが原因で起こり、嘔吐物は便のような嫌なにおいがします。加齢による腎機能が低下、結石などによる排尿困難な場合には、尿毒症になることも。

尿毒症では嘔吐以外にも、口臭がきつくなったり、元気や食欲がなくなったりといった症状がみられます。

吐いた後元気がなく食欲もない

嘔吐した後、いつもは比較的すぐによくなるのに、ずっと元気がなく食欲の低下がみられる場合は、消化器系の腫瘍や胃の通過障害の可能性があります。ストレスで胃の動きが悪くなっている場合も同様です。定期的に体重測定をする、問診を受けるといったことをすることでいち早く異常に気付くことができます。

嘔吐と下痢もしている

嘔吐と下痢が同時にある場合は、食中毒の可能性があります。ネコにあげてはいけない、ネギ類やチョコレート、ユリやシクラメンなどの植物は、猫特有の食中毒を引き起こします。免疫力の十分でない子猫に激しい水下痢と嘔吐がみられたら、パルボウイルスの感染も考えられます。

吐しゃ物の中に虫がいた

猫回虫という寄生虫が寄生している場合、嘔吐物や便の中に虫がいることがあります。白く細長い寄生虫で、猫では小腸に寄生して下痢や体重減少を引き起こす厄介者ですを回虫は人にも寄生することがあるので、発見した場合は早期に治療するようにしましょう。

まとめ

ネコの嘔吐には色んなパターンがあり、それぞれに原因が考えられます。不安があればすぐに動物病院にいき、獣医師の先生に相談するようにしましょう。

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